要するに、ステップです。
もちろんグリップの握り方、スイング、タイミング、戦術、メンタル、経験様々な要素が全て必要ですし、そのトータルで勝敗が決まるわけですが、タイプ別によるステップをマスターすることでかなり自分に合ったプレーができるようになると思えたステップでした。
色々ステップの呼び方があるので勝手にステップの名前つけました。以降この呼び方を使っていきたいと思います。
A-1=つま先クロスステップ
A-2=つま先サイドステップ
B-1=かかとサイドステップ
B-2=かかとクロスステップ
パラレルは簡単に言うとサイドステップする。(つま先タイプは若干前側・かかとタイプは若干後側)
A-2=つま先サイドステップ
B-1=かかとクロスステップ
クロスはつま先・かかとで前後は違えどクロスステップです。
A-1=つま先クロスステップ
B-2=かかとクロスステップ
これがマスターできると、回り込みフォアハンド、バックハンド、アプローチなどの短いショット、ボレーに対応できるようになります。
プロの回り込みフォアハンドを見てみました。
ジョコビッチはA-1なのか我々も疑問を持っていましたが、A-1のステップで回り込んでました。
ナダルはサイドステップしてました。A-2ですね。
フェデラーは明らかに右足が後なので安定のB-2。お手本ですね。
大坂なおみも右足後ですね。B-1のはずです。つま先タイプではないですね。
このように、回り込みフォアハンドでタイプによってステップの違いがはっきり出ますね。
自分に合ったステップができるようになると勝手につま先タイプは伸び上がるようなスイングになり、かかとタイプは沈み込むようなスイングになります。
間違ってはいけないのは頭がブレるような上下運動は起こりませんので、無理やり伸び上がろうとか無理やり沈もうとかするとおかしくなるので、自分に合ったステップを心がけましょう。そうすれば自然となるはずです。
今回の4スタンスイベントでは皆さんボレーが大変上手くなりました。
バックボレーな苦手な女性もバックボレーがきれいに打てるようになり、フォアボレーが安定しなかった男性もすべて狙ったところに飛ぶようになりました。
ボレーの打ち方は一切指導していません。タイプ別のステップでボレーしただけです。
自分に合ったステップをすることで体幹を保ち・頭がブレないので自然と良い打ち方になるんですね。面白い。
今度はアプローチやチャンスボールでもこのステップが使えるのか?タイプに合っているのか検証してみたいと思います。