実際にあったおもしろい話です。
高校に進学したジュニア選手が絶不調だからちょっと見て欲しい、という相談を受けたのですぐに来てもらいました。
なるほど調子が悪いというかメチャクチャ。打点は体より後ろだしその為開いて打ってるしまあこんなにヒドくなるもんだ!というレベルでした。
すかさず最近コーチ間で取り入れ始めた、本やインターネットで調べた見様見真似の4スタンス理論を試すことになった。
我々の判定ではB-1タイプ。かかとのパラレルとなったので体重移動してクルっと回ってしまえ!と説明あとはフォロースルーを意識して!とまあ今思えば全然違ってた・・・
ところがどっこい、見事に改善!!とても良い打ち方で絶好調になったのである。
やっぱり4スタンス理論すごいな~ってなったわけで、もっと追及するきっかけとなったことは間違いない。
この選手になんであんなメチャクチャな打ち方になったのかと尋ねると高校で全員一緒のアドバイスをもらって、左手をクロスしてひねってテイクバック、その左手を引くようにしてインパクトからフォロースルーと教えてもらったそうな。
それみたことか、やっぱりタイプが違う人からアドバイスをもらうとそんなことになる!君はB-1だからクロスしたり左手はあまり使わない方が良いよ、それを理解したうえでアドバイスを理解しないといけないよと送り出した。
この左手の使い方のアドバイスはごくごく一般的なアドバイスでコーチ・指導者なら誰でも知ってるアドバイスの一つですが、それでも向かないタイプの人が変に意識して打とうとすると崩れるということがハッキリした一件でした。